多様な意見交換の場づくり

地域循環共生圏創造に向けた協働/共創のセミナー

更新日:2021年10月29日

地域循環共生圏(ローカルSDGs)の創造に向けては、地域での仲間づくり(協働)と事業づくり(事業化)の両面を進めていく必要があります。そのうちの仲間づくり「協働」では、環境のみならず、社会・経済の分野に関わるこれまで以上に多様な主体と、課題の同時解決や新たな価値をつくり出すことが求められており、きんき環境館では、この協働による新たな価値創造を「共創」と呼んでいます。

 今年度、近畿地方環境事務所との共催で、地域循環共生圏(ローカルSDGs)創造に向けた連続セミナーをオンラインにて開催します。この連続セミナーでは、様々な主体から協働事例や先進的取組を紹介いただき、「共創」のヒントを共有します。

 第1回セミナーチラシ) では、環境省協働取組加速化事業のアドバイザリー委員であり、多様な主体による協働取組・同時解決に関して、豊富な知見をお持ちの佐藤真久教授(東京都市大学)にご講演いただきます。さらに、自治体の視点から生駒市小紫市長、自治体と市民・企業の橋渡しの実践者からそれぞれ取組をご紹介いただき、最前線で活躍される登壇者同士によるパネルディスカッションをおこないます。

 また、第2回セミナーチラシ) は、近畿地方のSDGs未来都市の担当者の方々にご登壇いただき、取組をご紹介いただきます。

 どちらも、自治体、企業、金融機関、NPO、民間団体、大学等でまちづくりや地域の課題解決に取り組まれている方々を対象としており、地域循環共生圏(ローカルSDGs)の創造にご関心のある地域の推進者やコーディネーターの方にも、大変参考になる機会です。無料でご参加いただけますので、ぜひ地域の協働パートナーとお誘い合わせてご参加ください!

以上、地域循環共生圏づくりに関わるお役立ち情報でした。

(田中 コミュニケーションプロデューサー・科学コミュニケーター)

地域循環共生圏/ローカルSDGs創造に向けた「協働」では、これまでより、幅広く多様な取組が含まれていくイメージを持っています。そこには新しい価値を創造する「共創」も含まれます。拡張された部分での日々新たに実践される経験を共有していくことが大切ではと感じています。

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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