地域の未来へつながる対話と協働の実践 公募募集

― 実践から多様なつながり・地域の可能性を広げる ―

地域の協働取組及び対話の場づくりに関する調査事業 公募要領

1.背景と目的

近畿地方では、地域の自然や資源を大切にしながら、暮らしや地域の魅力を支える多様な取組が広がっています。
これらの取組は、結果として脱炭素や資源循環、生物多様性の保全にもつながるなど、持続可能な地域づくりの基盤となっています。

こうした動きを地域に根づかせ、さらに広げていくためには、活動を行う団体だけでなく、地域住民、企業、行政、学校など、多様な主体がゆるやかにつながり、地域の未来について話し合う「対話の場」が重要です。


本事業では、地域でさまざまな活動に取り組む団体が、自らの活動や地域のあり方について、多様な人たちと対話し、新たな仲間や応援者、連携先を広げ、活動の幅を広げていく取組を応援します。


また、単なるイベント開催にとどまらず、どのような場づくりが人の関心や参加につながったのか、どのような工夫が新たなつながりを生んだのか、実践を通じて得られた課題や気づきを整理し、他地域でも活用できる形で共有することを重視します。


きんき環境館では、地域で活動する実践者の経験や工夫こそが、これからの地域づくりを支える重要な知見になると考えています。


本事業を通じて、対話と協働による地域づくりのノウハウを広げ、地域循環共生圏の実現につながる取組の輪が、近畿各地で広がっていくことを目指します。

※1. 地域循環共生圏:地域資源を活用しながら、地域が主体的に環境・経済・社会の課題を同時に解決し続ける持続可能な社会

 


2.対象となる取組と実践テーマ

本事業では、地域での「対話の場づくり」や「協働による地域づくり」に取り組む団体を対象に、きんき環境館が有する、多様な主体との対話と協働の場づくりに関する知見を提供し、その実践を応援します。


なお、環境保全に直接取り組む活動に限らず、地域の課題解決や魅力向上を目指す取組であって、その過程で脱炭素や資源循環、自然との共生などにつながるものも対象とします。



対象となる取組のイメージ(例)
  • 地域住民、企業、行政、学校など、多様な主体をつなぐネットワーク形成や関係づくり

  • 多様な主体が地域の課題や将来について話し合う対話の場づくり

  • 自団体の活動や地域の魅力を共有するワークショップや交流の場

  • 多様な主体と連携した地域づくりや環境に関する取組

  • 暮らしや地域づくりを通じた、脱炭素、資源循環、自然再生などにつながる活動

  • ESD・環境教育や学びの場を通じたつながりづくり

  • 地域循環共生圏の実現につながるネットワーク形成や関係づくり


あわせて、本事業では、活動の過程で生まれる工夫や悩み、つながりの広がり方などを整理し、今後、他地域でも活かせる知見としてまとめていくことを重視しています。
特に、以下のようなテーマについて、事業をきっかけに得られた成果や将来の見通し、実践を通じて得られた経験・気づきを共有いただくことを想定しています。

  • 取組の広がりや新たなつながりが生まれたか

  • 地域の課題解決への取組にどのように寄与したか

  • 脱炭素や資源循環、自然との共生などの環境保全の取組にどのようにつながったか

  • 多様な主体との協働を、どのように進めていったか

  • どのような行き詰まりや難しさがあったか


なお、本事業は「完成された取組」のみを対象とするものではありません。
地域の課題に向き合い、試行錯誤しながら前進している段階の取組も歓迎します。



3.対象地域・対象団体・応募要件

対象地域

近畿6府県(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)のいずれかを主たる活動拠点とする取組



対象団体

以下のいずれかに該当し、地域において環境保全や地域づくり、社会課題の解決等に取り組んでいる非営利団体

  • 特定非営利活動法人(NPO法人)

  • 一般社団法人・一般財団法人

  • 任意団体(継続的な活動実績が確認できるもの)

  • その他、上記に準ずる地域活動組織

  なお、主たる活動の分野は問わず、環境分野に加えて、教育、まちづくり、観光、農林水産、福祉など、地域の課題や魅力に関わる幅広い取組を対象とします。
そのうえで、活動の過程を通じて、環境や資源、地域の持続可能性に関する視点につながることを想定しています。
また、単に自団体の活動を実施するだけでなく、地域の多様な主体とつながりながら、活動の広がりや協働を目指している団体を歓迎します。



応募要件

  • 地域において継続的に地域づくり活動や社会的な取組(環境分野を含む)を行っていること

  • 実践内容や活動プロセス、課題・工夫等の共有に協力できること

  • 活動記録の整理や成果報告書の作成ができること

  • きんき環境館との定期打合せ(月1回程度)、中間共有会、成果共有会等に参加できること

  • 他団体との情報共有・意見交換に協力できること



4.採択予定件数・委託金額・実施期間

    • 採択予定件数 : 6件程度

    • 委託金額 : 1団体あたり 上限 1,500,000円(税込)
      ※本事業の実施団体の活動に係る経費は、きんき環境館と締結する請負契約にもとづく請負費となるため、成果物の提出及び契約期間完了後、一括してお支払いします(実施団体の活動のための補助金ではないことに御留意ください)。

  • 実施期間: 契約締結日(令和8年8月予定)〜令和9年2月28日


5.業務内容

地域における対話の場づくりや協働の取組を実践いただくとともに、その過程で得られた気づきや工夫を整理し、共有いただきます。


1)協働取組や対話の場づくり等の実施

  • 多様な主体(地域住民、企業、行政、学校等)が参加する対話・協働の場の企画・運営

  • 地域におけるつながりや協働を広げること目的とした取組の実施



2)実践の記録・報告書の作成

事業終了時に、以下の内容を含む報告書(A4・10頁程度)を提出いただきます。

  • 実施した取組の概要やプロセス(テーマ、設計意図、参加者、協働の進め方、実施内容)活動を通じて生まれた取組の広がりや、新たなつながり

  • 地域の課題解決にどのように寄与したか(今後寄与できそうか)

  • 実施してみて分かった課題や改善のポイント

  • きんき環境館による関与が取組にどのように影響したか



3)共有・交流活動への参加

事業期間中、きんき環境館が開催する以下の場にご参加いただきます。(本事業の実施要件です)

  • 中間共有会(令和8年9〜10月頃)
    ※採択団体が一堂に会し、実践内容を共有するとともに、いずれかの団体の活動現場を訪問する機会を設ける予定です。
  • 定期打合せ(月1回程度、オンライン可)
  • 成果共有会(令和9年1〜2月頃)


6.対象経費


本事業で計上できる経費は、事業期間中に、本事業の実施に直接必要なものに限ります。
なお、団体の通常の運営にかかる経費や、本事業との関係が薄いと判断される経費は対象外となります。
経費の内容について不明な点がある場合は、事前に事務局までご相談ください。

【計上できる経費】
  • 事業費、旅費、会議費・会場費、借料及び損料、消耗品費(汎用性の高いものを除く)、印刷製本費、通信運搬費、雑役務費、外部の有識者への謝金・旅費、その他本事業実施に直接必要な諸経費
  • 人件費(本事業の実施に直接従事した非常勤スタッフやアルバイト等の補助員に対する賃金に限る。
    ※団体の常勤役職員に対する賃金や謝金は計上できない。


【計上できない経費】
  • 団体の維持運営に関する経費(一般管理費、家賃、水道光熱費、通信回線費等)

  • 団体の常勤の役員および職員に対する人件費(賃金・謝金)

  • 汎用性の高い機器・備品等に関する経費(パソコン、タブレット、カメラ、事務机など、金額にかかわらず事業終了後に団体の財産として他用途に転用できるもの)

  • 事業場等の建物・施設に関する経費(用地取得や施設建設費など)

  • 資産等が残る工事に関する経費

  • 飲食費および懇親会費(会議における最低限の茶菓代などを除く)

  • 本事業の実施に直接関係しない経費

7.応募方法

公募期間

令和8年6月15日(月)〜令和8年7月17日(金)17:00(必着)



提出書類
  1. 応募申請書:応募団体情報、対話の場づくり・協働取組の概要、対象テーマ、参加想定主体、スケジュール、期待成果、支出計画等

  2. 定款または規約等(法人格・非営利性を確認できる書類)


応募申請書をダウンロードする


提出先・提出方法

電子データ(PDF形式またはWord形式)を添付のうえ、以下のメールアドレスへ提出してください。
提出先:きんき環境館(近畿地方環境パートナーシップオフィス)
E-mail : office@kankyokan.jp  
件名:「調査事業応募書類_団体名」 
本文に「応募団体名」「メールアドレス」「電話番号」を記載してください。




問合せ

応募に関するご質問は、上記メールアドレスにて令和8年7月13日(月)17:00まで受け付けます。
個別質問への回答は随時行います。

8.審査方法・審査基準・スケジュール


審査の流れ

書面審査(要件確認)を経て、審査委員会による本審査を実施します。審査は非公開とします。
なお、書類の記載内容について確認が必要な場合は、きんき環境館よりメールまたは電話にてご連絡する場合があります。



審査基準


  • ネットワーク形成のための協働取組や対話の場づくりであること

  • 参加主体の構成・多様性があること

  • スケジュールの実現可能性があること

  • 脱炭素、資源循環、自然再興、地域循環共生圏、自然共生サイト、ESDなど、環境に資する取組であること



  • 審査・採択スケジュール(予定)

  •  時期  内容
     令和8年6月  公募開始・応募書類受付
     令和8年7月  書面審査(要件確認)
     令和8年7月  審査委員会による本審査
     令和8年7月  採択決定・結果通知
     令和8年8月〜  契約締結・活動開始・定期打合せ開始
     令和8年9〜11月頃  中間共有会(エクスカーション含む)
     令和9年1〜2月頃  成果共有会
     令和9年2月28日  成果報告書提出・事業終了
  • 9.留意事項

  • 本事業は、きんき環境館が実施する環境省委託業務の一部として行うものであり、補助金・助成金ではありません。採択された団体の実践から得られた知見を近畿全体で共有し、他地域・他事業における対話の場づくりや協働取組の促進につなげることが本事業の目的です。採択の場合はきんき環境館との請負契約(再委任契約)を締結いただきます。
  • 成果物(報告書等)の著作権等は、原則として近畿地方環境事務所に帰属します。ただし、採択団体自身の活動の記録として活用いただくことは妨げません。
  • 活動記録シートへの記録・中間共有会・成果共有会等への参加は本事業の実施要件となります。きんき環境館による定期的な伴走支援(月1回程度の打合せ・活動状況確認)にご協力ください。
  • 採択団体として応募した事項が行われない又は守られない場合、または申請書類に虚偽の記載が判明した場合は、経費の一部または全部が支払われないことがあります。
  • 本事業の成果は、事業終了後にきんき環境館ウェブサイト等で広く公開します。事業内容に関する取材・ヒアリング等へのご協力をお願いすることがあります。
  • 令和8年6月 近畿地方環境パートナーシップオフィス(きんき環境館)