ESDの推進

2023年度 ESD for 2030 学び合いプロジェクト 事例から学ぶESD~学校と地域の連携~

更新日:2023年08月09日

< 概 要 >

「もはや地球温暖化ではなく、沸騰化だ(国連グテーレス事務総⻑談)」という⾔葉が話題になるほど、気候変動は深刻化しています。喫緊の課題である脱炭素社会の実現やSDGsの達成に向けて、ESD(持続可能な開発のための教育)の普及は、学校や地 域、企業においても、重要な課題になっています。

この講座では、おもに学校での気候変動教育を取り上げ、地域で⽀え、教員に とっても実施しやすい取組事例を紹介します。ESDを実践するにあたり活動のボ トルネックとなっていると思われるさまざまな課題に対し、事例紹介などを交え 課題の洗い出しと解決に向けた学びの機会とします 。

< 詳 細 >

⽇ 程:2023年9⽉30⽇(⼟)〜11⽉25⽇(⼟)にかけて全5回の連続講座
    各回の⽇程および内容詳細は下記をご覧ください。
会 場:エル・おおさか(〒540-0031 ⼤阪市中央区北浜東3-14、京阪電⾞・⼤阪メトロ天満橋駅⻄300m )
    ※回によって部屋が違います。ご注意ください。
対 象:⾃治体教育関係者 、環境担当者 、社会教育関係者 学校教員
    (⽬指している⼈や元教員を含む) 、
     地域で ESD を実践している NPO、企業、個⼈、⼤学⽣
参加費:無料
定 員:各回 20 ⼈(先着順を基本としますが、希望者多数の場合は連続参加の方を優先させていただきます)
お申込み:こちらのフォームよりお申込みください
 URL:https://forms.gle/tnu2REifLjV76qXg6
締切:各回の開催日前日の正午まで

<プログラム>

第1回 感動のESD実践提案!
 日時:9月30日(土) 14:00~16:00
 会場:エル・おおさか504号室
 内容:本プロジェクトの趣旨および今年度講座の内容について紹介します。
    昨年度の学びあいプロジェクトでの実践校において、ESD が学⽣・
    ⽣徒に与える効果について紹介します。その後、今後のESD普及
    について課題を考えます。
 事例紹介:「ESD 実践から得られた成果と今後」
       ・⽐叡⼭中学・⾼等学校 伊藤由季教諭
       ・奈良教育⼤学 中澤静男教授

第2回 ESD の一石二鳥な取り組み方
 日時:10月14日(土) 14:00~16:00
 会場:エル・おおさか504号室
 内容:学校現場には取り組み課題が増え続けています。さまざまな課題をESD
    に取り⼊れて授業構成することで現場の負荷を軽減できることを、地域
    をあげてESDに取り組む和歌⼭県橋本市の事例を通じて紹介します。
    参加者と ESD の上⼿な取り組み⽅について考えます。
 事例紹介:・和歌⼭⼤学教育学部附属⼩学校 中⾕栄作教諭
     ・橋本市教育委員会 今⽥実教育⻑

第3回 地域が支える学校のESD!仕組みづくりのプロセスを知ろう
 日時:10月27日(金) 14:00~16:00
 会場:エル・おおさか504号室
 内容:学校での ESD を⾏政と NPO が協働して⽀えている地域事例を報告
    します。それを可能に している制度や、その制度が⽣まれた経緯、
    他地域への広がりなどの報告を受け、このような仕組みを他地域で実施
    するうえで、どのような課題があるか、参加者と考えます。
 事例紹介:「こどもエコライフチャレンジの市内全校実施の経緯と運⽤、発展」
      ・京都市地球温暖化対策室 照沼係⻑
      ・気候ネットワーク環境教育事業部⻑ 広瀬和代⽒
     「池⽥市の地域まるごと環境学習」
      ・ 池⽥市環境政策課主任主事 荒⽊星来⽒
      ・いけだエコスタッフ理事⻑ 庄⽥佳保⾥⽒

第4回 学校が活用できる教材!みんなで考える活用例
 日時:11月18日(土) 14:00~16:00
 会場:エル・おおさか501号室
 内容:気候変動や ESD に関して、⾃治体や官公庁、NPOも学校で活⽤できる
    教材を開発しています。どのようなものがあるか、活⽤状況とあわせて
    紹介します。より利活⽤されるためのアイデアや課題を参加者と考えます。
 事例紹介:⽊津川市まち美化推進環境保全指導員 京都府地球温暖化防止活動推進員 ⻄澤浩美⽒

第5回 振り返って考える、学校と地域を ESD でつなぐ課題とは
 日時:11月25日(土) 14:00~16:00
 会場:エル・おおさか南館72号室
 内容:第1回から第4回にかけて学び合った内容についておさらいと振り返り
    を⾏います。その上で、学校と地域の連携におけるボトルネック
    について解決できそうな部分や今後の課題について参加者間で考えます。
 進行:福知山公立大学 谷口知弘教授

<主催>
近畿地方ESD活動支援センター、環境省近畿地方環境事務所

チラシはこちらよりご覧いただけます

<お問い合わせ>

近畿地方ESD活動支援センター(担当:堀、小路)
大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル5F
TEL:06-6948-5866  MAIL:office@kinki-esdcenter.jp



環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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