ESDの推進

学校と行政と地域の連携による授業 ~地域への想いを深め、行動する子どもたち~

更新日:2019年02月28日

今年度、近畿ESDセンターでは、学校教員による「ESDの視点で地域資源を活用した学習指導案の作成・実践」を応援する事業に取り組んできました。

≪授業づくりにむけた近畿ESDセンターの支援≫

・自治体との出会いの場づくり

・夏の指導案検討会

・授業実践

・近畿ESDフォーラム

2月25日(月)に、地域課題のひとつとして耕作放棄地に目を向けた授業の実践をされた奈良市立平城小学校の教員と、授業づくりに関わっていただいた奈良市農政課の職員の方に対談していただく機会を持ちました。

ひとつの授業をゼロから一緒につくりあげたお二人は、学校と行政の立場を超え、既に何年来の知り合いのようなチームワークができており、授業づくりを振り返るなかで、地域や子どもたちの未来を共に考え、さらに刺激を受けあう場となりました。

対談では、この授業において、子どもたちの深い学びを創りだした要因や、授業によって変容した子どもたちの姿、自分の仕事に対する想いなど、お互いに熱く語っていただきました。この対談の詳細は、現在作成中のESDフォーラムとりまとめ啓発冊子にてご紹介する予定です。

平城小学校5年生が授業の一環で作成した壁新聞は、「第11回ECO壁新聞コンクール~エコを知り、より良い世界をつくる目標SDGsを知ろう!~」において、学校奨励賞を受賞したそうです。

人と人がつながることで大きな相乗効果が生まれるという実感を抱くことができた、嬉しい対談となりました。

(中澤 地域教材化コーディネーター・学習指導コミュニケーター)

 

 

 

 

 

子どもたちの学びの成果を共有しながら授業を振り返る、奈良市立平城小学校教諭(右)と奈良市農政課職員(中)

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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