ESDの推進

「脱炭素社会実現に向けたESD学習プログラムの創出に挑戦!協働的な学び深まる ~ESD for 2030 学び合いプロジェクト 近畿ESDセンター分科会~

更新日:2022年09月12日

 今年度の分科会は、「脱炭素社会の実現に寄与するライフスタイルを促すESDプログラムの創出」をテーマに、学校の授業で拠点との連携により脱炭素に向けた行動化を促す学習指導案をモデル的に創出する試みを行っています。分科会参加者が、実践者や講師、関係者と共に、協働で指導案創出の機会に参画する事で、自身のESD支援活動に役立てることができ、主体を超えた連携ネットワーク作りが期待できます。
 本分科会では、奈良教育大学ESD・SDGsセンターの先生方を各回の講師に迎え、参加者とともに、取り組んでいます。

 第1回では、脱炭素社会の実現やSDGs達成に向けてESDの理解を深めるとともに、これから約半年間、プログラム創出を目指す仲間との対話の機会として、グループ交流の時間を持ちました。

 第2回では、授業づくりにおいて子どもの思考に沿った単元全体の構想を立てることが大切である事を学び、拠点と連携したESDの授業実践の事例を参照しました。グループでの意見交流も活性化し、ワクワクが高まってきました。

 そして、第3回を8月29日に開催しました。いよいよ授業実践に向けて始動です! 学校教員と連携拠点から単元構想の提案を行い、グループ討議で提案された構想の優れた点の確認や更なるアイデア出しを行いました。
 参加者からのアンケートでは、「学校教員と専門家との連携の重要性を認識できた。」「教え込みでなく、児童・生徒の発言を想定しながら授業を作っていくことが大切である。」などの学びを新たに得られたことが分かりました。

次回の事業ブログでは、今年度の2校での事例創出について、途中経過をお伝えたいと思います。
以上、今回のESDサポート情報でした。

(中澤 地域教材化コーディネーター・学習指導コミュニケーター)

分科会第3回目の記念撮影です。小・中・高の学校教員、有識者、地域の温暖化防止活動推進員、社会教育施設等の拠点の方々など、29名の参加がありました。


環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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