ESDの推進
琵琶湖と淀川の水のつながりに気づき、自分たちの生活を見つめ直す
更新日:2021年06月30日
近畿ESDセンターは地域におけるESD推進を支援するにあたり、学校教員のESDの授業作り支援等にも取り組んでいます。
※近畿地方ESD活動支援センターHP
「学校の4年生が、地域の水や森林の働きについて学習を始めているところで、今後、淀川水系の下流の様子(地域の川の様子や、水生生物の状況)について、交流させていただけるところを探しております。」
滋賀県長浜市の小学校の先生から、5月上旬にこのようなお問い合わせをいただいたので、近畿ESDセンターが以前より交流のある大阪府立環境農林水産総合研究所(生物多様性センター)とおつなぎしました。
先生と研究所ご担当者の双方で十分な打ち合わせの機会を持たれた後、先日オンラインで授業を実施されたとのことで、先生から「大変有意義な時間が持てました。」と、授業における生物多様性センターとの連携の有用性について報告をいただきました。
「今回の学習は、子どもたちが自分の身近な環境に目を向けるようになること、また使った水のゆくえを意識することを目的として行いました。水のつながりを通して、生活者としての自分を見つめ直すことができればと願っております。」と、この学習を通じた先生の想いも伝えて下さいました。
コロナ禍で校外学習なども制限される中、子どもたちの成長を促すためにはどのような授業の工夫があるだろうかと頭を悩ませておられる先生方も多いと思います。今回の例のように、外部から専門的な情報を得たり、オンラインを活用して遠方とつながることでお互いが理解を深めたりすることも有意義な手段だと思います。
近畿ESDセンターでは、学校の先生方のESDの授業作りをサポートしていますので、お気軽にご相談していただければと思います。
*以下は、生物多様性センターのHPより: 生物多様性センターでは、学校のみなさまの取組みを支援するため、大阪府と協同で教師の皆様を対象とした環境学習用資料の作成や、学校ビオトープでの学習支援、団体での見学研修の受入れなどを行っています。
以上、今回のESDサポート情報でした。
(中澤 地域教材化コーディネーター・学習指導コミュニケーター)
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個人情報保護方針
正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。
国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。
持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。
各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。