多様な意見交換の場づくり

「ふるさと」での学び・体験をワイワイ話す会 「ふるさとの暮らしとSDGs」

更新日:2020年02月25日

令和2年1月31日、奈良教育大学准教授の中澤静男先生を講師に「ふるさとの暮らしとSDGs」という勉強会が、滋賀県近江八幡市で開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

地域循環共生圏の目指す持続可能な社会を考える時、その価値観には、

①自然との交歓

②人との交歓

③利他的行動

の、3つの要素が含まれ、生産性の高まりや物質的な豊かさとともに、心の豊かさが大切であるというお話でした。

小学6年生の共通歌唱教材にもなっている、文部省唱歌「ふるさと」は、誰もが知っている歌ではありますが、この歌詞の中に出てくる、

いわゆる里山の原風景を知らない子供達に、日本の美しい里山の風景を伝え、残すことは、それを壊してしまった大人世代の責任であり、

使命でもあります。その後のワークショップでは、参加者が実践しておられる取り組みや活動を共有し、SDGsとの関連性について話し合われました。

地域の文化的な背景、先に示された価値観を含め、それぞれの取り組みに確かな意味づけをするとともに、今後の活動の広がりを予感させるものとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

環境省では、地域循環共生圏についての考えを

「各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し、

支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮される」としています。

「山はあおき故郷 水は清き故郷」

この歌を、子供達が実感を持って歌えるようになるよう、これからも地域の取り組みをお手伝いできたらと考えています。

(中澤 地域教材化コーディネーター・学習指導コミュニケーター)

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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