ESDの推進

近畿ESDフォーラム2022年度を1/21(土)に大阪で開催します!「“ESD for 2030”パートナーシップで地域から実践するSDGs ~未来につなげる教育 つながる想い~」

更新日:2022年12月12日

近畿地方ESD活動支援センターでは、学校をとりまく多様な主体と学校とが、「よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創る」という目標を共有し、地域にある人的・物的資源を活用して充実したESDの実践につなげていただけるよう、連携支援に取り組んでいます。

この度、学校・行政・拠点の連携による「社会に開かれた教育課程」の実現や、地域のESD ネットワーク構築による持続可能な社会づくり・人材育成に向けて、地域の多様な主体が分野を超えて出会いつながるきっかけとなることをねらいとして、「近畿ESDフォーラム2022年度」を、令和5年1月21日(土)に、開催します。

基調講演では、NPO法人共存の森ネットワークの澁澤寿一氏より、豊富な経験と実績から、持続可能な未来に向けて、人と自然との共生をテーマに語っていただきます。人々の暮らしに今必要なものは何か、どのように自然と向き合い行動していくことが一人一人の幸福につながるのか・・・。ESDに取り組もうとしている参加者の背中を押すようなお話です。

事例紹介では、昨年度から始まった、「ESD for 2030学び合いプロジェクト」(8つの各地方ESDセンターが、それぞれESDに資するテーマを設定して分科会形式で全国展開しているもの)の、近畿分科会での学びを共有するとともに、分科会を通じて創出した小学校理科の実践事例をご報告いただきます。

今年度の近畿分科会のテーマは、「脱炭素社会の実現に寄与するライフスタイルを促すESD学習プログラムの創出」です。5回に渡るオンライン形式により、多様な参加者の交流のもと、学校の授業においてESDを推進する拠点のプログラムを有効に活用した「学習指導案」の創出を目指しました。※関連記事はブログ下方にリンクを貼っていますので、ぜひご参照ください。

また、昨年度近畿分科会の参加者でもある中学校教諭から、体験を通した学びや学習者同士の意見交流を学習の基本とし、地域に目を向け課題を自分事化につなげた中学校の総合での取組事例を紹介します。

さらに、今年度地域ESD拠点に登録した曽爾青少年自然の家から、生命・自然を大切にして豊かな情操を育み、自ら学ぶ意欲を養うことにつながる森林環境教育の取組紹介を行います。

それぞれの事例紹介から、“持続可能な社会の担い手育成”のための、学校と地域(拠点)との効果的な連携の仕組みを探ります。

午後からは、ワークショップ形式で、参加者の方々にESDの授業づくりの交流をしていただきます。学校・拠点・自治体といった異なるセクターの人と、お互いの視点や専門性を生かして連携し、拠点のプログラム活用による授業づくりに挑戦しましょう。新たな授業や事業につながる期待感がきっと生まれると思います。

フォーラム詳細は、こちらでご確認ください。ご参加お待ちしています。

<‟ESD for 2030学び合いプロジェクト”近畿分科会 関連記事>

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以上、今回のESDサポート情報でした。

(中澤 地域教材化コーディネーター・学習指導コミュニケーター)

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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