地域循環共生圏づくりの推進

「デザイン」と「アート」の違い(事業型環境NPO支援フォローアップ)

更新日:2013年01月29日

先日、地方環境事務所環境対策課の皆さんと近畿地区における再生エネルギー(バイオマス事業)の見学に篠山市役所やペレットストーブ設置店舗へ見学に行ってきました。

ここでは平成23年度の事業型環境NPO支援事業にて採択されたNPO法人バイオマス丹波篠山さんを中心に、たくさんの地域の人々による材の回収等の協力を得ながら地域で加工されたペレットを購入し、バイオマスタウンづくりに向けた普及啓発が進められています。

事業支援時に露呈した、NPOの2つの課題

・回収コストの削減
・ペレット、チップ製造時の乾燥コストの削減

については、それぞれ「木の駅」構想による作業、コストパフォーマンス向上。
新しい小規模乾燥機器の開発(農業機器流用による)。
にて、対応策がなされ、課題解決に向けた進化が見られました。

同じ環境課題でも

・地域ができない課題を、自分たちができることで解決する。
・一般的に言われる課題を、自分たちのやりたいことで解決する。

似て非なる表現。

これらの違いを我々は「デザイン」と「アート」言ったりしますが皆さんはどちらが課題解決にふさわしい考え方だと思いますか?

写真

(写真:篠山市役所内のイタリア製ペレットストーブ前にて、篠山市における
地域・行政協働による再生エネルギー運営システムの説明)

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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