地域循環共生圏づくりの推進

試行を重ね、地域の価値を伝える力を高める

更新日:2016年08月10日

環境省・地域活性化に向けた協働取組加速化事業ではヨシネットワークによる「近江八幡円山地域の自然と文化の保全と継承の活動」が進められています。

今回は円山地域にて、本事業の各参加主体が持つ体験プログラム等で構成したツアーの試行を行いました。いわゆる「棚卸し」を行った結果、この地域の暮らしの知恵を伝える上で大切にしたい部分や構成を見出すことができたと思います。

今回の試行には、文化財や民具を研究する若手の博物館職員も参加しました。外部の専門家の視点から、日々の当たり前の風景の素晴らしさや、かつての暮らしを支えた道具に気付きを促すことは、次の世代に伝えるべき地域資源を見つめ直すきっかけをつくると考えています。

このような試行の実施と検証を重ね、事業に関わる様々な主体が地域の価値を伝える力を高めていきます。

(赤石)

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写真は西の湖を船でめぐる体験。ヨシに関わる活動を行ってきた参加者から「ヨシ・水郷のある円山がこんなに素晴らしい地域だったことを初めて知ることが出来た」との声がありました。

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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