多様な意見交換の場づくり

地域の多様な主体が集まる場の運営

更新日:2016年01月25日

1月16日

印南町で地域資源の教材化に向けた検討会に参加しました。

今回は、また新メンバーが加わり、さらに活気のある検討会となりました。
新しく参加されたメンバーも、地域の歴史を掘り下げて外部の方に伝えるツアーを作りたいと活動されています。

多様な主体が集まる場では、様々な立場の参加者が、様々な思いを持って集まっています。この印南町での検討会でも、これまで意見を交わす中で、本来の目的である地域資源の教材化ではなく、商品開発や交流事業といった地域資源の活用が話題の中心になることがありました。

検討会など話し合いの場を上手く方向づけするコツとして、
・検討会が始まる前に、会の趣旨を全員で確認してから話し合いを始める。
・前回の検討会で決まったことについて、議事録を示しながら振り返る。
といった確認作業を毎回おこなうことが、参加者の意識をまとめる際に効果をあげます。
新しい参加者も、これを行うことで最初から意見交換にスムーズに参加できます。

今回も推進者の方が検討会の場でこれを実践されて、議論がぶれることなく進すすみ、短い時間の中で3つの話題がスムーズに議論されていました。

次回はESDの専門家をお招きし、現地で地域資源の教材化の方向性等についてご助言をいただく予定です。

(赤石)

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(写真は、検討会を開催した印南町の来迎寺本堂の様子)。

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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