ESDの推進

次代を担うユース世代の環境活動が地域を元気にする ~全国ユース環境活動発表大会視察報告

更新日:2017年02月28日

2月5日(日)「第2回全国ユース環境活動発表大会」が東京の国連大学で開催されました。
https://www.erca.go.jp/jfge/youth/challenge/ear_02.html

今年度は全国から応募された高校のうち、地方審査を経て16校の高校が全国大会に集いま
した。近畿からは、兵庫県立御影高校、神戸山手女子高等学校、兵庫県立播磨農業高等学
校の3校が出場しました。

兵庫県立御影高校は、国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞を受賞され、同校の
先生からは、「生徒たちは活動を通して社会との接点が増え、学習意欲や進路選択へのヒント
へもつがりました。また、このような全国的な場での発表は生徒たちにとって大きな学びの
機会となりました。」との声がありました。

「国連ESDの10年」(2005~2014年)の後継プログラムとして国連で採択された「ESDに
関するグローバル・アクション・プログラム(GAP)」においては、ESD促進に向けた優先的
な対象としてユース世代が挙がっています。本大会の活動発表からは、高校生が持つ柔軟
な発想や行動力は地域の多様な主体を巻き込み、高校生の取り組みを支えることを通して
地域の各主体がそれぞれの専門性を新たな視点で見直し、元気になるという可能性が感じ
られました。

 

 

 

 

 

 

写真:国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞を受賞した御影高校環境科学部生物班。
「六甲山のキノコにはどんな多様性があるのか ~地域連携から伝える生物多様性~」について
取組発表されました。

(成山)

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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