多様な主体による協働取り組みの創出

課題解決を同時に達成するための外部からの支援発掘

更新日:2018年10月30日

同時解決事業の近畿地区採択事業である「竹生島・びわ湖北部魅力発掘プロジェクト」の課題は、プラットホームを運営し、地域資源の教材化を進める「リーダー的な担い手」と「取組を持続させる経済基盤」です。

きんき環境館では、その担い手や資金の源を首都圏で発掘するという考え方で、東京での発信・交流の機会づくりについて本事業採択団体を支援してきました。その第1弾として、10月25日(木)に東京にある国立能楽堂で、能『竹生島』が演じられる機会に合わせて情報発信を実施しました。

能『竹生島』には、「緑樹影沈んで、魚木に上る景色あり…」と、竹生島を点景とする湖水の風光明媚な様子を歌った有名な一節があります。当日は長浜・竹生島に関心を持たれている方が多数来場されるだろうと予想し、この機会を活用して来場者に情報発信をすることで、美しい竹生島を次世代につなぐ取組への支援について関心を高める効果があると考えました。

来場者の多くは、竹生島の存在についてはご存知でしたが、一度は喪失の危機にあった竹生島の森を取り戻すための取組や、その取組を支援するために市が実施するふるさと納税・クラウドファンディングについては、ほとんど知られていないことが確認できました。本事業のコアメンバーからの説明に、来場者からは「カワウが竹生島に悪影響を及ぼしているなんて知らなかった。」「何度も来訪しているのに気づかなかった」といった声があり、竹生島に対する新しい気づきを促す機会となりました。

今後も、長浜・竹生島の保全に係る取組に関わりたい・応援したいと感じている地域外(都市部)の方々との交流を進める支援を行っていきます。

(蒔田 コミュニケーションディレクター・ジオパーク専門員)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国立能楽堂の広間で、能の愛好者の方々と同時解決事業のコアメンバーが対話しました。直接ことばを交わす中で、愛好者の方々が、遠く離れている長浜・竹生島のことを大切に想っていることを確認することができました。

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

事業型環境NPO

自ら行う事業により収益を上げ、活動資金を確保する環境NPO。持続可能な社会を実現するために、地域資産の活用・保全を通じて地域社会を活性化し、地域の社会変革をたらす事業型の環境NPOの活躍が期待さている。

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