ESDの推進

近畿ESDセンター 2019⇒2020とりまとめ冊子を配布中です!

更新日:2021年02月26日

近畿地方ESD活動支援センターでは、「地域資源を教材にして、学校・自治体・地域(拠点)が連携したESDの授業づくり」に取り組む教員を応援する事業に取り組んでいます。 

 毎年1月頃に近畿ESDフォーラムの開催を通じて、その成果等を広く発信すると同時に、多様な主体の参加者が出会い、今後の連携に向けて対話し学び合う機会づくりをおこなっていますが、そのフォーラムの開催報告を含め、近畿ESDセンターの1年間の取り組み等について取りまとめたのがこの冊子です。

 2019年度のフォーラム関係者や、センター事業に参加された先生方、自治体、拠点など、それぞれの立場から、持続可能な社会の担い手育成を目指して多様な主体が連携することによる子どもの学びや自身の気づきなどについてコメントをいただき、掲載しています。この冊子をお読みいただけば、ESDのキーワード「子どもの行動変容を促す」ことのできる授業づくりのコツを探ることができます。

 2019年度に、自治体と連携したESD授業の学習指導案作成を伴走支援した、長浜市立高時小学校の吉井校長のコメントから一部抜粋して紹介します。

「自治体との連携により、現実の課題だけではなく、夢を含めて子ども自身が地域づくりのアイデアを出しあうことができると感じます。子どもたちには、何気なく見ていた地域の状況に対して、よりよい地域づくりのアイデアを考えさせたいです。結論を導くことが重要なのではなく、それに至る調べ学習のプロセスや、日常的な意識の向上によって、考える力を身に着けさせるきっかけとしたいと思います。」

 冊子には、フォーラムでご発表いただいた先生方の学習指導案も載せています。ESD、SDGsに現在取り組んでいる、または、これから取り組みたいと思われている皆様の参考にしていただけることと思います。

 本冊子は無料(送料実費)でご提供しています。冊数に限りがありますので、ご希望の方は、まずは近畿ESDセンターにお問いあわせください。

 以上、今回のESDサポート情報でした。

(中澤 地域教材化コーディネーター・学習指導コミュニケーター)

 冊子のタイトルは、「持続可能な社会の創り手を育むために地域資源を活用した授業のあり方をさぐろう」です。ESDの普及啓発のための冊子として、研修会やセミナー等でご活用いただくことも可能です。

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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