多様な意見交換の場づくり

オンラインでのグループワークを対面に近い場にするための工夫

更新日:2021年02月24日

 1月上旬から関西圏に緊急事態宣言が再び発令されたことを受け、対話の場づくりを対面からオンラインに切り替えて実施しています。

 2/12(金)に「地域資源を生かすプラットフォーム・ミーティング あなたの地域のローカルSDGsを構想しよう!」を実施しました。

 今年度、きんき環境館の事業をオンラインで実施したことを通じて、情報の受発信ツールとしての有用性は確認できていましたが、横のつながりや新たな出会いの創出、また、参加者の意欲向上や行動化の促進といった面に課題を感じていました。

 こういった課題の解決に向けて、今回のミーティングでは、2~3人のグループに分かれて話をする場(グループアウトセッション機能の活用)を複数回つくりました。これは、対面の場合であればグループワークの時間は1回のタイミングしかなくても、その前後で名刺交換や休憩時の立ち話、隣り合った方との雑談等で参加者同士がコミュニケーションをとる機会が頻繁にあることから、オンラインでもそのような状況に近づけることを目指したものです。

 その結果、アンケートからは「計画を実行に移すための視点や思考を整理できました」「今日学んだ事をアウトプットして社会の為に頑張ります!!」といったコメントをいただくことができ、自身の取組の整理や意欲の向上につながったことが確認できました。

 しかしながら、ネットワークの構築に向けてはまだまだ課題がありますので、単発の場だけではなく連続性を持つような場のイメージを想定しながら、対面に近い場づくりを目指して引き続き試行錯誤していきたいと思います。

 (蒔田 コミュニケーションディレクター・ジオパーク専門員)

当日は講師の森氏に、ホワイトボードを活用しながらワークショップに向けてのインプットを実施していただきました。画面共有だけではない情報提供がグループワークに繋がったと考えられます。

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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