多様な意見交換の場づくり
地域内外の双方向の視点で、地域をより深く知る
更新日:2020年08月18日
今年度、きんき環境館では、地域循環共生圏構築に向けた初めての試みとして、自治体と連携して、多様な立場からなる地域住民の方を対象とした少人数のカフェ形式での勉強会を計画しています。
少人数の場では、お互いの取組を知ることを通じて、多角的な視点から地域を知り、地域への関心を高めることができます。こういった場では、地域内の人だけでなく、地域外の人からも情報提供をいただくことが大切なポイントであると考えています。
地域内の人同士での情報共有は、地域の自慢や悩みなど、地域事情に根差した話題になる傾向が強く、地域のことを狭く深く知ることができます。ですが、地域外の人からの情報提供は、外からの目線で地域に対する評価や、他の地域での取組推進のコツといった話題になる傾向が強く、聞き手にとっては今まで気付かなかった新しい発見を多く得られることが、これまでの事業の経験から分かっています。つまり、地域内外の双方向からの情報が、参加者の地域に対するより深い理解と関心を生むのではないかと考えています。
以上、今回のお役立ち情報でした。
(蒔田 コミュニケーションディレクター・ジオパーク専門員)
地域循環共生圏の曼荼羅では「⇔」や「⇒」といった矢印でモノやコトの関係性が描かれています。曼荼羅内では地域内の資源だけではなく地域外の資源循環についてもイメージされていて、地域循環共生圏の創造に向けて地域の持続性を高めるには、地域外の資源も活用することが大切だと考えられます。
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正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。
国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。
持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。
各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。