ESDの推進

近畿ESDフォーラム(オンライン)を1/9(土)に開催します!~今年度のテーマは“レジリエントで持続可能な社会”の創造を目指して 

更新日:2020年11月24日

学校教育においては、「社会に開かれた教育課程の実現」が新学習指導要領に示されており、よりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を学校と社会が共有していくことが大切だとされています。それは、持続可能な社会の創り手を育むことにもつながります。これからの学校には、社会と連携・協働した教育活動を充実させることがますます求められます。

今年はコロナ禍により人の交流が極端に制限され、学校が地域のイベントに参加したり学校行事に地域の人が来校したりといったことが難しい、あるいはその行事やイベント自体が中止せざるを得ないという状況も生まれています。

近畿ESDセンターでは、こういった困難な状況でこそ、長期的思考力、コミュニケーション力、協働的行動力といったESDの教育の力が重要になると考えており、今年度の近畿ESDフォーラムはオンラインで開催することにしました。

今年度のフォーラムのテーマは「“レジリエントで持続可能な社会”の創造を目指して」です。レジリエントとは、弾力がある、柔軟性がある、しなやかな強さ・回復力といった意味があります。

午前の部では、コロナ禍で見えてきた真の教育の大切さを明らかにし、幼稚園から高校まで幅広い校種や環境教育の拠点によるESD実践事例の紹介をします。

午後の部のワークショップでは、ESDの授業作りの講義と教材となる素材提供の後、多様な主体がグループになり授業構想案を作ります。地域やステークホルダーの違いを超えて授業を考える、「社会に開かれた教育課程」につながる試みとして参加者の意欲向上を目指しています。

レジリエンスを高め持続可能な社会づくりに向けたヒントやネットワークづくりの契機を得るチャンスとして、近畿ESDフォーラムへの参加をお待ちしています。

詳細やお申し込みはこちらをご覧ください。

以上、今回のESDサポート情報でした。

(中澤 地域教材化コーディネーター・学習指導コミュニケーター)

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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