地域循環共生圏づくりの推進

ワークショップ「まちの暑熱環境対策」

更新日:2015年09月30日

9月25日、ワークショップ“まちの暑熱環境対策”を大阪府高槻市にて開催しました。これまでの報告でも記載していますが、ヒートアイランド現象・地球温暖化によって暑さの増した街路での適応策について、モデル事業が枚方・高槻にて実施されています。その一環として、自治体職員向けの暑さ対策などに関する情報交換会を昨年度まで実施してきました。
今回は、取組を自治体と連携しておこなっている地域の関係者を招いて、多様な人々が直接交流する機会を企画しました。街路における施策推進のための“大切な視点”を多様な当事者を交えて、相互に参照する中で見出していこうという趣旨です。
ワークショップでは、先行して大規模ドライ型ミストを設置したJR吹田駅周辺地域、大阪市と連携して保水性舗装・地域の打ち水を進めてきた西区高台地域など、モデル地区以外の事例についても、それぞれ代表者に紹介していただきました。啓発ツールである紙芝居の上演、高槻駅北側のドライ型ミスト・クールルーバーの現地説明もおこないました。気分転換して、再びテーブルについて、グループでの意見交換をおこないました。
テーブルごとの討議は活発におこなわれ、さまざまな意見が示されました。たとえば、対策の効果を把握すること、あるいは、把握した効果をわかりやすく周知させていくことが大切だと指摘されています。また、取組を継続することの大事さは、維持することに加えて、取組の内容を深化させる意味にもあるようです。ここでの議論の詳細やワークショップの成果・課題などは、今後取りまとめていきます。

なお、ワークショップの開催地での準備においては、アクトアモーレ店舗会、高槻市産業環境部から多くの支援を受けました。ここに記して感謝いたします。

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冒頭、環境省大気生活環境室・行木室長が暑熱環境対策に関する政策動向について説明されました。

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枚方宿くらわんか五六市は、イベントでの打ち水などの取組を発表されました。

(田中 コミュニケーション・プロデューサー/科学コミュニケーター)

 

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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