ESDの推進

「未来を拓く人育て・環境学習交流フォーラム」を開催しました。

更新日:2015年01月19日

滋賀県では環境教育等促進法に基づき、ESDの考え方を通じた人育ての事業を進めています。その取組の一環として、滋賀県環境政策課と近畿環境パートナーシップオフィスとが連携・協働し、滋賀県で様々な環境分野で活躍されている方々向けに、更にネットワークを広げる機会として「未来を拓く人育て・環境学習交流フォーラム」を開催しました。

第一部では、日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島「沖島」に船で渡り、沖島の歴史・文化を学んだうえで五感を総動員してESDの視点で沖島の魅力発掘にチャレンジしました。

写真1(沖島に向かう船内)

 

 

 

 

 

 

 

その後大津に移動し第二部の「学び合う交流会」を開催。

グループに分かれて各人が感じた沖島の魅力を共有しました。

昨年11月にユネスコESD世界会議を終え、この10年の総括と今後の方向性についても学ぶため、本フォーラムにはESD世界会議のホストであった岡山市役所ESD世界会議推進局や岡山でESDに取組む方々をお招きしました。岡山のESDと相互参照され、「昔からのものを守りつつ、新しいものを受け入れ変化していくという素晴らしい流れに感動しました!」と滋賀県の環境活動の熱心さに驚かれていました。
また参加者からは「今後は色々な分野の方々とつながりESD環境教育を進めていきたい」との声が上がり、今回の交流会はESD環境教育を促進するにあたり協働取組プラットフォームづくりの必要性を実感するきっかけとなったようです。

これらの経験値は、滋賀県での環境教育等促進法行動計画策定委員※での助言、情報提供に生かしていきます。

<近畿環境パートナーシップオフィスにおける都道府県行動計画策定支援実績>
※平成24年度  和歌山県環境教育促進法等行動計画策定委員
※平成25年度~ 滋賀県環境教育促進法等行動計画策定委員

(森)

写真2(学びあう交流会会場全体) 写真3(学びあう交流会テーブル) 写真4(学びあう交流会発表)

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

地域循環共生圏

各地域が美しい自然景観等の地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方。

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