ESDの推進

協議会で、学校と地域の連携によるESDを考える

更新日:2016年11月30日

11月の秋晴れの日、きんき環境館が委員を務めている滋賀県環境学習等推進協議会の視察として、滋賀県東近江市立能登川南小学校を訪れました。

同小学校では、県の「エコ・スクール」活動を永年継続し、家庭や地域とつながり、持続可能な地域づくりに主体的に取り組む力を育てる学習を進めています。その一環として学校に隣接する猪子山(いのこやま)を活用して森里川湖のつながりを学ぶ環境学習は県内外から高い評価を受けています。

その日は5年生の児童たちが近隣の八日市南高校緑地デザイン科の学生たちの支援を受けて里山保全の実践活動に取り組み、児童と高校生が相互に学び合う授業が展開されました。また、これら取り組みから学ぶ滋賀県の環境学習の方向性について、同校の校長先生を交えて意見交換を行いました。

滋賀県では、地域との連携のもと子どもたちが森里川湖で学び、学びのPDCAをまわしていくなかで、子どもたちも地域も共に育っていくしくみづくりに取り組んでいます。滋賀県全体での持続可能な地域づくり、人育てを進めるうえで、協議会のような多様な主体が集まる場は“方位を確認するコンパス”のような機能を持ちます。

きんき環境館が協議会に参画することによって、近畿地方という範囲で考える視点を持ちながら、地域の多様な主体の一員としてコンパスの精度を高めることが大事ではないかと考えています。

(田中)

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<写真>
小学校の近隣にある猪子山のふもと斜面での里山保全の実践猪子山は豊かな自然に恵まれ、多くの人々の信仰を集める能登川地域唯一の里山である。猪子山をフィールドにした八日市南高校と能登川南小学校の連携は、平成19年からはじまったという。

 

 

環境教育等促進法

正式名称は「環境教育等による環境保全の取り組みの促進に関する法律」(平成23年6月改正)。環境行政への民間団体の参加と、多様な主体による協働を推進するための規定が多く盛り込まれている。

協働取組

国民、民間団体等、国又は地方公共団体がそれぞれ適切に役割分担しつつ、対等の立場において相互に協力して行う環境保全活動、環境保全の意欲の増進、環境教育その他の環境の保全に関する取組。

ESD

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)。一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境と関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育。

事業型環境NPO

自ら行う事業により収益を上げ、活動資金を確保する環境NPO。持続可能な社会を実現するために、地域資産の活用・保全を通じて地域社会を活性化し、地域の社会変革をたらす事業型の環境NPOの活躍が期待さている。

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